[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]悪名高き中国の労働矯正制度がついに停止されるのか @kun_maa

 

 

 

こんにちは!日本もいろいろと問題あるけど、とりあえず日本人でよかったと思う @kun_maa です。

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昨日のニュースで驚いたのがこの記事です。

時事ドットコム:人権侵害の象徴、運用停止へ=56年続く「労働矯正」-習指導部、法治へ前進・中国

そもそも「労働矯正制度」とはなにかというと。

中国語の略称「労教」とも呼ばれる行政処罰の一種で、軽微な違法行為者を最長4年間、裁判を経ずに拘束できる。

57年に国務院が通知し、軽犯罪や軽微な反革命行為を行った者を労働を通して再教育する。

懲役刑などの被告に科す労働改造とは別に、中国当局の意向に沿わない人々に対する拘束手段と批判されている。

チャイナ・デーリーによると、国内に現在310カ所の施設があり、約40万人が収容されている。( 2007-03-02 朝日新聞 朝刊 1外報 )

コトバンクから引用)

 

裁判などの司法手続きを経ないで、当局が身柄を拘束して強制労働させることが可能な制度ですから、こんなの恣意的に利用すれば何でもありの世界です。

実際に、これまでも宗教団体や、役人の腐敗を直訴する農民、少数民族の分離独立派など共産党にとって都合の悪い人々を弾圧する手段として用いられてきています。

 

なんの法的な判断もなく最長4年間拘束できるくらいだから、4年間無事でいられる保証だってあるとは思えないです。

強制労働をさせながら、再教育という名の思想改造を行うことが目的なんだから、したがわなければどうなることか・・・

 

国際社会からも、中国の人権侵害の象徴としてこれまでもずっと非難されてきたこの制度。中国国内でも、何度か廃止運動が展開されたのですが、いまだに存続していました。

 

2007年には、この制度の廃止を求めて千人以上の署名が全国人民代表大会全人代)に提出され、中国当局も制度の廃止に向けて検討を始めたというニュースが流れましたが、結局今までなにも改善されてこなかったということです。

 

でもなんたって、毛沢東時代からの反体制派抑え込み策ですからね。

この情報化社会の中で、さすがにもう中国も変わらざるを得ないのかもしれません。 

今度は、本当にこの制度がなくなるのか、今後の動向を見守りたいですね。

それにしても、報道内容は今年中に「停止」ですからね。

廃止とは言わないところがなんとも・・・

 

 

 

 
 
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