[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]11月1日はなんの日?「古典の日」です @kun_maa

 

 

 

春はあけぼのやうやう白くなりゆく山ぎは @kun_maa です。

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11月1日を古典文化に親しむ「古典の日」とする法律が、今年の8月29日の参院本会議で全会一致で可決、成立。9月5日に公布・施行されました。

 

ほとんど話題にもならなかったので知らない人も多いのではないのでしょうか。

 

古典の日に関する法律

(目的)

第一条 この法律は、古典が、我が国の文化において重要な位置を占め、優れた価値を有していることに鑑み、古典の日を設けること等により、様々な場において、国民が古典に親しむことを促し、その心のよりどころとして古典を広く根づかせ、もって心豊かな国民生活及び文化的で活力ある社会の実現に寄与することを目的とする。

(定義)

第二条 この法律において「古典」とは、文学、音楽、美術、演劇、伝統芸能、演芸、生活文化その他の文化芸術、学術又は思想の分野における古来の文化的所産であって、我が国において創造され、又は継承され、国民に多くの恵沢をもたらすものとして、優れた価値を有すると認められるに至ったものをいう。

(古典の日)

第三条 国民の間に広く古典についての関心と理解を深めるようにするため、古典の日を設ける。

2 古典の日は、十一月一日とする。

3 国及び地方公共団体は、古典の日には、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めるものとする。

4 国及び地方公共団体は、前項に規定するもののほか、家庭、学校、職場、地域その他の様々な場において、国民が古典に親しむことができるよう、古典に関する学習及び古典を活用した教育の機会の整備、古典に関する調査研究の推進及びその成果の普及その他の必要な施策を講ずるよう努めるものとする。

 

早速、今年の11月1日は「古典の日」です。

残念ながら祝日ではありません。

祝日でない「○○の日」はぜんぜんうれしくありません。

 

ところでなぜ、11月1日が「古典の日」かというと、平安時代の1008年11月1日の「紫式部日記」に、源氏物語に関する記述があることにちなんでいるそうです。

 

そしてなんでまたここにきて「古典の日」なのか。

ことの始まりは2008年に京都市で開かれた源氏物語千年紀記念式典で、法律の制定を目指すことを決定したことにさかのぼります。

それを受ける形で、超党派の国会議員が今年3月、「『古典の日』推進議員連盟」(会長・福田康夫元首相)を設立し、議員立法で法案を提出しました。

 

この法律では、古典の日に国民が古典に親しむイベントや教育に努めるよう、国や自治体、学校、家庭などに求めていますが、なにしろ突然降ってわいたような話なので、各自治体でも対応には苦慮しているようです。

 

だって、いきなり古典に親しめって言われてもね。

 

よくわからないうちに決まった法律ですが、せっかくなので、この日くらいは日本の雅の世界に想いを馳せて、源氏物語などの古典に触れてみるのもいいかもしれませんね。

 

<参考リンク>

 古典の日推進委員会

古典の日

文化庁「古典の日記念シンポジウム」

文化庁 | 文化行政のあらまし | 近時の取組 | 古典の日記念シンポジウムの開催について

 

 

 

 
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