[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]仕事は楽しいかね?/何度もコインを投げることが大事なんだよ @kun_maa

 
 
 
こんにちは!仕事は楽しいかね?ぐぬぬ・・ @kun_maa です。

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正面切って「仕事は楽しいかね?」と聞かれると、即答はできないなあ・・・

 
本書は、雪のために一晩足留めされた空港で、偶然知り合った老人マックスから主人公がさまざまなアドバイスを受けるというストーリー仕立ての自己啓発本です。
 
仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン 著)
 

本書の趣旨をザックリと言うと、成功するためには、失敗を恐れずとにかくいろんなことを試してみることが大切なのだということです。
 
人生なんてなにが起こるか、なにが吉とでるかわかりません。
ボーッとチャンスを待っていたり、目標や夢を計画することに必死で時間を費やすのではなく、行き着く先はわからなくても、「明日は今日と違う自分になる」ことを目標に、毎日より良くなろうとすることが大切だと説いています。
 
そしてそのように生きることは「あっちこっちにぶつかり、試行錯誤を繰り返しながら、それでもどうにかこうにか、手当り次第にあれこれやってみること」の必要性につながっていくのです。
 
何度となく「表」を出すコインの投げ手は、何度となく投げているのだということ。
失敗を恐れず、何度もコインを投げてチャンスを増やすことが大事なのです。

問題は、才能のあるなしでもなければ、勤勉かどうかってことでもない。
コイン投げの達人じゃないってことなんだ。 P.49

 
たくさんの気づきの言葉にあふれている本ですが、特に気に入ったのは次の3点。

「頭のいい人がする一番愚かな質問は、『あなたは5年後、どんな地位についていたいですか』というものだ。(中略)僕はこの先、いまとは違う人間になっていこうと思っている。だけど、いまから5年後に<どんな人間に>なっていたいかなんてわからないし、<どんな地位に>ついていたいかなんてことは、なおのことわからないよ」(P.36)
 
人生なんてどうせ思いどおりになんかならないのだから、目標を立てて人生を管理するなんてことはムダだと言わんばかりです。
 
マンネリ化した生活から抜け出すために目標を設定すること自体を「今日の目標は明日のマンネリ」とさえ言っています。
 
そんなことよりも、大切なのは「明日は今日と違う自分になる」ということ。
これは一見すると、目標もなく気ままに生きることを勧めているようですが、とんでもない。
毎日自分をより良くするために変えていくということはものすごく大変なことです。それができるくらいなら、無理に目標なんて立てなくてもいい人生が送れそうです。
簡単に聞こえるけど、かなりハードル高いです。


「成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ」(P.75)

これは、成功するためのルールはいろんな本に書かれているし、誰でも知ることができることだけど、小説を研究しても小説家になれないように、成功を研究しても成功は手に入らないよってこと。成功した人のマネをしたってダメなんだよと言っています。
 
成功したければもっと努力しなさい、ポジティブに考えなさい、前進あるのみですって感じでみんなと同じことをしていてもダメなんだよってことです。
なかなか厳しいですね。


「僕たちはね、失敗するのを怖がり過ぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ」(P.118)

せっかく目の前に何十もの素晴らしいアイデアが転がっていても、気づこうとしなければなんの意味もないのです。
 
人は自分の見たいモノだけを見る、とよくいわれますが、まさにその通りですね。
 
だからこそ、チャンスを待つのではなく失敗を恐れることなく何でも試してみることが大切になってくるのです。
言われてみればそのとおりだけど、なかなか行動に移すことができない部分でもあります。

<まとめ>
本書は、多くの気づきを与えてくれるとともに、読み物としてもおもしろいです。173ページほどの本なのですぐに読み終わります。
 
ちょっと仕事に行き詰まったり、不安や失望を感じているときに読むと、力づけられる本だと思います。
 
でも、どんな自己啓発本でも同じですが、読んだ後に行動に移せるかどうかが大きな別れ道ですね。
 
できるところから実践していこうと思います・・・じゃダメなんだよね。
 
いつやるの?<この場で><ただちに>でしょ!
「”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはないということ」(P.84)
 
厳しいぃぃぃぃぃ!

 
 
最後までお読みいただきありがとうございます。
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