[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]フラットになるのって難しいよね/フラットに生きる50の指針 @kun_maa

こんにちは!読書ってホント(・∀・)イイネ!! @kun_maa です。
 

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なにかが起きた時に、冷静になって問題を一歩引いた視点で見つめ直し、平常心で物事の本質を掴むことは難しいことです。
 
その問題が大きければ大きいほど、どうしても冷静さを失ってしまい、周りの空気に流されて適切な判断ができなくなってしまいます。
 
「フラットに生きる50の指針」(おちまさと 著)

 

3.11以降、なにが起きようともまっすぐ平常心で前に歩き続けようと心掛けた著者の「気づき」をまとめたものが本書です。

 
「フラットに思考する」「自分を再発見する」「『今』をみつめる」「チャンスをプロデュースする」の4章に分かれており、50個の指針が各3ページずつに書かれているエッセイ風の読みやすい本です。

著者が述べるフラットになるというのは、冷静になって俯瞰から問題を見つめ直し、適切な判断がなんなのかを考えられる姿勢のことです。
 
冒頭にも書きましたが、言うは易く行うは難しです。
 
それでもあきらめずに、フラットな姿勢を得るための様々なヒントをわかりやすく提示してくれます。
 
例えば、次のように。

では、どうしたら、「フラット」を維持することができるのか。
そのヒントになるのは、「必要以上に◯◯しない」という言葉だ。どんな状況においても「必要以上に◯◯しない」と注意するだけで、意識が冷静さを取り戻し、結果的にフラットな思考を取り戻すことができるのだ。 P.12

目の前で起こることは、フィクションではない。その場のひらめきや偶発的な対応で解決できることは圧倒的に少ない。問題の根本をしっかりと解決するためには、現実的な視点を持って、「自分の役目」と「今起こっている事実」を見極めることが何よりも重要なのではないだろうか。 P.13

そもそも「幸せ」というのには、人それぞれの「幸せ定規」があると僕は思っている。幸せに対する感じ方は、全員がすべて一緒だとは限らない。実際、そのようなことが起こったら、それこそ不健全な世界になってしまう。だからこそ、「これが幸せだ!」と人に強要することはできない。だとしたら、ブータン国での90%以上の国民が幸せと答える秘密・秘訣とは一体なんなのだろう。 P.33

 
フラットに生きるための指針とあわせて、著者が日頃から違和感を感じている物事や、フラットになって考えるべき課題についても言及していて、最後まで飽きさせない本です。
 
本書を読んでいると、さりげない言葉の中に、今まで自分では疑問にも思っていなかったような新しい「気づき」を見つけることができます。
 
難しい言葉ではなく、あくまでも優しく語りかけてくる著者の言葉の世界に浸かってみるのも、新鮮ないい感じです。
 
フラットな視点を持って、しなやかな生き方を見つけたいと思っている人にオススメの本です。
 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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