[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]視聴率に踊らされるテレビ業界を痛烈に風刺した映画/ネットワーク @kun_maa

こんにちは!テレビも新聞も最近はすっかり見なくなってしまった @kun_maa です。

 
視聴率に大きく影響され、視聴率を稼ぐためにどんどんエスカレートしていくテレビ局の演出の酷さを通して、業界の裏側を痛烈に批判している作品です。

f:id:kun-maa:20120616205713j:plain

 
1976年の作品なので、ケータイもインターネットもない時代、テレビが占める影響力の大きさは今の比ではなかったでしょう。
視聴率争いに奮闘する業界人のえげつなさと人間味のなさは見ていて滑稽でもあります。

<ストーリー>

大手ネットワークUBSの報道番組で長年ニュースキャスターを務めてきたハワード・ビール。視聴率低下によって二週間後の解任が決定し欝状態に陥ったビールは、その夜の生放送で翌週の公開自殺を予告する。放送後テレビ局に大量の苦情が届き、ビールは即座に解雇を宣告される。しかし彼の長年の友人であるニュース部門の責任者マックス・シューマッカーは、解雇の前にもう一日だけビールに番組を任せてみることにする。

ビールはその放送でテレビ業界の欺瞞を告発、著名なニュースキャスターの連日の狂態は世間に一大センセーションを巻き起こす。それを見たエンターテイメント部門の新鋭プロデューサーであるダイアナ・クリステンセンは、ビールを中心に据えた新番組の制作を画策する。クリステンセンは彼女の上司フランク・ハケットを説得、硬派な報道番組の制作に固執するシューマッカーを更迭しニュース部門の主導権を握る。

クリステンセンが新たに制作した番組は、預言者となったビールが世間に対して怒りをぶちまけるというエンターテイメント番組だった。神から啓示を受けたという妄想に取り憑かれ、完全に発狂したビールの義憤は大衆の共感を呼び、番組は驚異的な視聴率を記録する。一方、クリステンセンと彼女によって失職したシューマッカーは何時しか互いに惹かれあう。既婚者であり成人した子供も居るシューマッカーだったが、クリステンセンと不倫関係になってしまう。

ビールの番組で実力を認められたクリステンセンは、新たに過激派の武装テロリストの犯行ビデオを材料に新番組の制作を開始する。その番組も好評を博し、メディアの寵児として脚光を浴びるクリステンセン。しかし彼女の栄光は長くは続かなかった。ビールが番組中でアラブ諸国によるアメリカ企業の買収を批判したことがスポンサーの逆鱗に触れ、彼と番組の責任者であるハケットは大株主の資本家に呼び出しを食らってしまう。

資本家はビールに、現実の世界を動かしているのは主義や思想ではなく金であるという彼独自の世界観を述べる。それに説伏されたビールは現代社会における人間性の喪失について番組で語るが、彼の新たな思想はあまりに憂鬱すぎると視聴者に敬遠され、次第に番組の人気も落ちていく。視聴率の低下に頭を悩まし、番組の人気回復に試行錯誤するクリステンセン。報道倫理を完全に喪失し、ただ視聴率のみを追い求める彼女を理解できないシューマッカーは、クリステンセンとの関係を終わらせ家族の下に帰ることを決意する。

視聴率は急落しているものの、資本家の哲学の代弁者となったビールを解雇するわけにもいかず、進退に窮したUBSのニュース部門。その上層部であるクリステンセンとハケットは、ついに厄介者のビールの暗殺を決定する。彼らはテレビ局の走狗と化した過激派の連中をスタジオの観客に紛れ込ませ、ビールを銃撃させる。武装テロリストのマシンガンで蜂の巣にされ息絶えるビール。彼の最期は生放送で全米に放映されたのだった。
wikipediaより

作品中で、主人公のニュースキャスターが、TVは真実ではない!と叫び、本も読まない、新聞も見ない、TVだけが情報源でそれが真実だと思っている大衆を痛烈に批判していましたが、これは今でも通じるところはあるなあと感心しました。
昔も今もそんなに大衆は変っていないというところでしょうか。

f:id:kun-maa:20120616205802j:plain

 
そして、いまでも時々「やらせ」などが問題となるように、TV業界のモラル崩壊の様子も変わっていないのかもしれませんね。

ニュースキャスター役のピーター・フィンチが、どんどんぶっ飛んでいって、本物の狂人のような迫真の演技がすげーと思いました。
 
彼はこの演技でアカデミー賞にノミネートされたのですが、ノミネート直後に心不全で急死し、アカデミー賞史上初の死後受賞となったそうです。残念でしたね。
 
あとは、フェイ・ダナウェイがやっぱり美しい。

f:id:kun-maa:20120616205952j:plain


古い映画ですが、なかなか楽しめる映画でした。

ネットワーク
1976年アメリカ映画
出演:フェイ・ダナウェイウィリアム・ホールデン、ピーター・フィンチ ほか
 
このブログは毎日更新しています。
もし気に入っていただけたらGoogleReaderへの登録もよろしくお願いします。
f:id:kun-maa:20120324190736g:plain Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...