[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]どこまでもB級映画「ホステル3」は駄作なのか

こんにちは!ホラー映画大好き @kun_maa です。

 
この作品は、ショッキングな残虐描写でカルト的な人気を誇るサディスティックホラー「ホステル」の第3作めです。
 
前2作はスロバキアを舞台にしていて、全体的に暗い色調で、ホステルに泊まったアメリカ人が異国の地でわけのわからないまま監禁されて、恐ろしくねちねちと残酷に殺されていくという不気味さや陰湿さが際立った作品でした。
 
 
今回は、ラスベガスでバチェラー・パーティーを行うという点で、最高におもしろいコメディ映画「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」を思い出させますが、ハングオーバーと違うのは、行方不明になった人間が監禁されて殺されちゃうところですね。
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この「ホステル」シリーズがおもしろかったのは、秘密組織が「とにかく人をいたぶって殺させろや!」っていう金持ちの会員の欲望に応えて、捕えてきた獲物を与えて密室で拷問死させるという不気味な狂気と気合いの入った拷問シーンだったのだと思います。

 
ところが、本作ではなぜかこれが密室ではなく会員向けの殺人ショーのようになってしまっており、金持ち会員が拷問しながら変貌していく狂気や、見ているだけで痛くなるような拷問シーンも皆無。

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獲物をさらうやり方も、それまでの「ホステル」という舞台とは全く関係がなく、なんでタイトルが「ホステル」なの?って感じです。
 

全く怖さを感じない、ショーとしての殺人クラブ。
 
しかも、殺され方もあっさり、さっぱりとしたものです。
 
見ているほうが痛くなるようなグロいシーンもなく、正直言ってこれは「ホステル」じゃない!という感想でした。

きっと、前2作と比較してしまうから物足りなさを感じるのかもしれません。
 
今までとはまったく関係のない作品として楽しむ分には、ラストの落ちも含めてそれなりに楽しめます
よ、きっと。
 
グロいの苦手な人でも大丈夫だと思います。

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 『ホステル3』
2011年アメリカ映画
監督 スコット・スピーゲル
出演 ブライアン・ハリセイ、キップ・パルデュー、サラ・ハーベル、クリス・コイ、スカイラー・ストーン ほか
 
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